週刊誌のネタ元のお話

casa_kyojin2012-05-24


■これが突然休養の真相だ!
 沢尻エリカ大麻中毒 決定的証拠公開週刊文春:2012.05.23 18:02


送り主は、沢尻の前所属事務所スターダストプロモーション代理人A弁護士。2009年9月29日付で、沢尻に「契約解除」を通知したペーパーである。

この書面には、これまで芸能界の“闇”に葬られてきた衝撃的な事実が綴られていた。

〈本解除は、平成21年9月10日に本人同意のもと薬物検査を実施したところ大麻について陽性反応が示され、本人は大麻使用の事実を認めた上で、今後大麻の使用を止めることはできない旨を表明したことなどが、専属契約の第9条(1)に該当することによるものです〉


今回の文春のエリカ様の件がそうだとは言わないけど──週刊誌時代、スキャンダルのネタ元が弁護士、ってことはよくあった。
離婚とかDVみたいな男女間の問題。個人や事業の借金みたいな金銭トラブル。あと、騒音とか近所迷惑みたいな地域トラブルの類とか。

芸能人なら所属事務所、スポーツ選手なら所属団体や競技団体、って筋からのリークもよくある。あと、自分のところでは絶対にそういう記事を書けない芸能専門誌や、スポーツ専門誌の関係者からのリークとか。

記事中で証言している「芸能関係者」「競技関係者」「マスコミ関係者」といった曖昧な肩書きの人たちは、じつは「所属事務所担当者」「所属団体幹部」「◯◯マガジン編集者」といった、実に核心に近い人だったりもする。

適当な記事だからどうでもいいような肩書きの人間が証言している体裁にしているわけじゃなく、時に、スキャンダル渦中の“本人も知らないような真相”が暴露されたりするウラには、そんなカラクリがあったりもする。



週刊誌時代の同僚に、まるで使えない女性記者がいた。
なにしろ、陸運局で車のナンバーの照会を断られたり(ディーラーのスタッフのふりでもしておけばどうにかなる)、区役所で真正面から取材対象の戸籍謄本をとろうとしたりする。
学生バイトでもないのになんでこんな奴が……といつも思っていた。

そして、その“使えない女記者”の正体は、なんと“有名サッカー誌の編集長の愛人”だった。

寝物語でいろんな選手のスキャンダルを耳に入れてくるから、なんとも便利。
仮面夫婦な代表選手の愛人問題とか、所属事務所社長との不倫疑惑とか、いろいろ引っぱってきてくれたものだ。

でも、不倫セックスで引っ張ってくるネタで、ちょっとしたサラリーマンの月給分以上は稼いでたんだろうから、いい商売だというか……それ以外は省庁や企業に資料もらいにいったりするくらいの仕事しかしてなかったんだから、地球最古の商売っていうのは恐ろしいなあ。

“強き者”よ汝の名は女なり──といったところだろうか。


■「リーガル・ハイ」オリジナル・サウンドトラック

オダギリジョー主演の「家族のうた」(フジ)が打ち切りになったりと、低調の今期ドラマ。

その中でも、内容視聴率共にがんばっている──というわけではないけれど、堺雅人好きとしては外せない魅力は充分にある「リーガル・ハイ」(同)

新垣結衣の役所と芝居は、11年7月期の「全開ガール」とモロ被りというか、そのままなのが痛々しいのだけれど、堺雅人のヤリ過ぎ芝居や、里見浩太朗の飄々とした現代劇芝居は、充分に楽しい。



「芸能関係の顧客を多く抱え、有力事務所の顧問弁護士も務めている◯◯弁護士。
しかしそのウラの顔は、職業上知り得たスキャンダルをマスコミにリークする“バッジをつけた情報屋”だった。
職業倫理にもとる同業者の前に、古美門研介の欲の皮……じゃなくて正義? が立ちふさがる!」


……みたいなエピソードがあったら見てみたいなあ。