30過ぎるということ
ひさしぶりにオールナイトで遊んできた。
午前中に帰宅したけれど、さすがにダウン。風呂に入った後にベットで爆睡。起き上がってからも、テレビを見ながらホットカーペットの上でまた爆睡……。
歳をとったなあと思うのは、二日酔いをしなくなったり(つまりそれほどは飲んでない)、飲んだら眠くなってしまうようになったからだ。
今回も夜明かしのために入ったカラオケボックスで、突然記憶がとぎれ、気がついたら部屋の外のベンチで一人で眠ってしまっていた。
飲みながら記憶を失って、それでも飲んでいて、気がついたらどこかの「ベッドの中」なんて記憶はもうはるか昔のことのような気がしてくる。
結局、歳をとったってことなんだろう。
じつは、去年突然「窪塚くん」みたいな坊主にしたのも、そのへんとちょっと関係があったりする。
去年の春ころ、とにかくいろんなことがキツかった。
精神的にも肉体的にも負担があったんだろう。なんだか、抜け毛が増えたような気はしていた。
髪を洗いながら鏡を見ると、なんだか地肌がよく見えるような気がする……ところが、そうそうハゲてきた、なんて自覚はなかった。
夏が過ぎたころ、最近どうも髪型がきまらないなあ……とか思った時に“恐怖の瞬間”はやってきた。
「髪の毛が生えてきてる!!!」
なんと、生えてたんですね……生え際に5ミリくらいの髪の毛がた〜くさん。
つまり、それだけバッサバッサと抜けてたわけですよ。産毛みたいな若い髪の毛が1センチくらいの幅で。
髪型がしっくりいかなかったのは、生え際がゴッソリなくなっていたこともそうなんだけれど、抜け毛時期に生えてきた毛はどうもコシやハリがないようで、それでワックスをつけようがフォームをつけてブローしようが、ってことだったらしい。
……というわけで、一旦リセットしようと思って「窪塚くん」にしちゃった、と。
20代半ばまでは、太い直毛で何かと苦労していた。セットは難しいし、ヘアカラーはちっとものってくれない。
いつのころからか、髪型はすんなりきまるし、茶髪なんて1度で真っ赤にできるようになった。それを喜んでたのは大きな勘違いだった、ってことになる。
細くなって柔らかくなった髪の毛は、ちょっとしたストレスでそれだけゴッソリ抜けちゃうのだから。
ひとまずシャンプーを変えてみました。
面白いのは、こういった話を30代くらいの男性にすると、妙に真剣な顔をして聞いてくれる人が多いこと。年齢的におんなじような経験をしてる人も多いのかなあ。