石打丸山スノボ日記 1

casa_kyojin2004-02-07


スノーボードで新潟へ。
目的地は中越石打丸山

起床は朝4時。
今回はメインドライバーなので疲れそうだなあ、とか思いつつも、やっぱり楽しみなのでチャキチャキ起きる。

5時半には出発。
練馬で同行者を一人ピックアップしたのが6時くらい。
この後すぐに関越に乗れたらいいのだけれど、上尾でもう一人乗せないといけない。

国道17号線で埼玉に入ってから、スーパーカーと二度もすれ違う。
最初はランボルギーニディアブロ(しかもSV!)
次はF40を先頭にしたフェラーリの三機編隊。

これは、とんでもなくラッキーなことか、その真逆のアンラッキーなことの前触れでは……と、不安になる。

上尾から関越の東松山インターチェンジを目指すのだけれど、川越街道が大渋滞。
8時を過ぎてもまだ高速に乗れない。
埼玉は……新潟よりも遠かった。

インターが近くなると、キャリアにボードスキーを積んだ車が増えてくる。
「湘南」とか「土浦」なんてのもある(「岡山」っていうのにはさすがに驚いたけど、まさかそこが出発地じゃないよね)

高速に入ってからはまあ順調に流れていて、群馬ではトンネル一つを抜ける度に、だんだん辺りの景色の白さが増していく。
群馬を抜ける直前、水上インターで出口渋滞。
どうやらこのへんを目的地にしている人も多いようだ。
僕も少し考えたけれど、インターから遠いので敬遠した。
大雪で下道の運転となると、ちょっと心配だった。

「国境の長いトンネル」の手前から、路面が融雪剤(?)で真っ白になっている。
トンネルを出たら水を盛大にかけられたから、多分塩化カルシウムなのだろう。

ついに、県境を超えて新潟へ。山の景色は一気に真っ白になる。
湯沢インターはまあスムーズに通過できたけれど、塩沢石打インターでまた出口渋滞。

金曜日は20センチの積雪だったというから、少し心配していたのだけれど、塩沢町は快晴!
気持ちばかり先走ってムズムズする。
山のてっぺんにも裾野にも、新雪シュプールを刻んでいるスキーヤーボーダーがたくさん見える。


今日の宿「ロッヂケルン」に到着したのは11時。
行程5時間半。東京から直行だったら、多分9時くらいには着いただろう。
しかし、ロッヂのスタッフの話だと「さっきまで向かいの家が見えないくらいの猛吹雪だった」というから、逆にラッキーだったようだ。
スーパーカーのご利益だと思うことにする。

宿から石打丸山の中央口(ゲレンデの入り口)までは歩いて5分くらい。
今朝降ったばかりなので雪質はサイコー!
これでも少ないという積雪量も、とりあえずは充分で、お正月の岩手のような泥や砂利の露出は皆無。

リフトはまあそれなりに混んでいるけど、まあ我慢できるレベル。
それよりもこのスキー場、各リフトの連絡が悪く、ボーダーはスケーティングがある程度できないと、大汗をかくことになりそう。
短いリフトがつぎはぎなのも、フード付きリフトやゴンドラが無いのも、歴史のあるスキー場ならでは、ってことなんだろうけど、ボード初心者にはもうちょっとシンプルなゲレンデでもいいかな、という気はした。

安比高原(岩手)と違い、雪は積もるそばから融けていく感じで、バインディングの着脱だけで、手袋はあっという間にビショビショになる。
北海道にいたころは、「パウダースノー」がどうありがたいのかあまり実感したことはなかったけど、なるほどこういうことか。

驚いたのは、ゲレンデの途中にある飲食店の多くが「生ビール」をウリにしていたこと。
飲酒“運転”は……あぶないよね。

途中、晴れから一転して吹雪になったりしたけれど、ナイターが始まる頃にはまた晴れ。
トワイライトにうかぶ雪景色は本当にきれいだった。
雪が強まったり、弱まったり。それにあわせてゲレンデを上ったり下りたりする。
気温もぐんと下がったし、雪がどんどん強くなる一方になってきたこともあって、19時過ぎには上がる。

今回の宿、ロッヂケルンは、県コンテストで優秀賞をとっているというコックさんの料理が自慢。
どれもキッチリ手の入った真っ当な料理で、スペシャルにおいしい家庭料理って感じがマル。
上の画像の大皿はクリームシチュー。
これにメインのポークソテーと、ご飯に味噌汁がついた。

食事の後、ビールなどなどの買い出しに。
雪はどんどん強くなり、辺りは真っ白。でも、道路は黒々している。
消雪パイプから流れる水が、道路や駐車場の雪をどんどん融かしている。
子供の頃、テレビでみた風景を、靴をビショビショにしながら初体験する。

ところが、幹線道路は圧雪路面。
しかし、四駆+スタッドレスの威力は抜群。
乗用車タイプの四駆で雪道を運転するのは初めてだったけれど、アクセルやブレーキをわざとラフに扱っても、滑り出す気配は少しも無く、安心、大安心。

僕のレガシィは装備的には一番貧乏なグレードで、四駆も電子制御じゃないし、LSDトラクションコントロールはもちろん、ABSすらついてない。
それなのに、何ごともスムーズで、とにかくリラックスして運転できた。
岩手で運転したカペラワゴン(FF)は、雪道でやたらとTCSを作動させるので怖かったけれど、そのへんは駆動方式よりも車自体の素性なのかな、と思った。


■レガシィ ツーリングワゴン GT(BG5)

僕のレガシィは同じ型で、NAのエンジンを積んでいるタイプ。
車重がターボより若干軽いとはいえ、馬力が半分以下の120psということで、四人乗車にスノボの荷物を積んでとなると、とにかく走らない……でも! 雪道では本当に頼もしかったです。