ヘンクツ三点セット

マイノリティが弱者であることは多い。
でも、その本質は文字通り“少数派”であることであって、弱者とイコールであるとは限らない。

もちろん、多数決で負けてしまうという時点で、「民主主義」で「資本主義」な世の中では、それだけでも圧倒的な弱者になってしまうことが多いわけだけれど、それはまた別の話。

とどのつまり、その本質は“依怙地さ”にあるんじゃないか？
そんなことを思うのは、「類は友を呼ぶんだよなあ」なんてことをいつも思うからなんだけど。

例えば、世の中の圧倒的な多数派は、順列組み合わせで行くと「ドコモでWinでトヨタ」な人だと思う。

ところが、自分の周りを見回してみると……

ドコモユーザーはかろうじて何人かいた。
Macユーザーは軽く半分を超える。
トヨタ車オーナーに至ってはゼロ。

それぞれの市場シェアから考えたら、母集団に偏向があるとしか思えない。

という自分は、「DDIポケットでMacでスバル」、というとんでもなく天の邪鬼な人間だ。
こうなるともう迫害されたマイノリティでもなんでもなく、そういう状況を自分から率先して選んでいる、ということのような気もする。

ウィレム・デフォーがマストの先っちょに串刺しになったり、グリーンゴブリンになるのを選んでいるように（？）
釈由美子が「三倍かわいい」ザクのパイロットだったり、「釈お酌」なのを選んでいるように（？？？）
──ヘンクツな自分を主体的に選択しちゃってるのだ。

でも、自分が「ドコモでWinでトヨタ」な選択をする状況は想像もつかないし、そういうマジョリティに属する人とは友達にはなれそうもない（というか事実として一人もいない）

でもまあ、とりあえずドコモユーザー以外からは実害を被っているわけじゃない*1から、共存と相互受容はいくらでもできるはずなんだけど、マイノリティであることの「居心地」なんてものが、いいわけがない。

「ピッチってケータイからもかけられるんスかぁ？」
「なんで今さらMacなんて使ってんの？」
「スバルなんてさあ、オイルは漏れるし下取りつかないじゃん」
──なんて言われると結構ヘコむ（全部実話）

でも、多分これからもヘンクツ三点セットは変わりそうもない（スバルがマツダになったりはするかもしれないけど）。
もちろんこの選択が自分の人となりを形にしているわけじゃないにしても、ヘンクツで依怙地な自分がそういう少数派を選んでるのことは、自覚しておいた方がよさそうだ。

でも、野球は巨人が好きです……っていうか、選手の名前知らないからテレビで見てもつまんない、って程度の理由なんだけど。
それにしたって、最近は佐藤とか山田なんて選手がいて「？？？」とかなっちゃいます。

まともな機種がほとんど無かったH"（エッジ）に待望の新機種が！　それもPC用のサイトにそのままアクセスできるとんでもない端末が今週金曜発売！！　なんてニュースに浮かれて書き始めたはずの文章なのに、なんだか内省的になってしまった……。

京セラのAH-K3001V。とんでもない性能の端末ではあるけれど、これでPHSが復権するわけでもなんでもないんだろうなあ。
ともあれコアなPHSファンはもう大騒ぎになってます（このURLとか　http://kamo.pos.to/dpoke/）
戦略的に8,000円くらいの値段で発売されるようなんだけど、そんなにインセンティブ出しちゃって大丈夫なのかな……心配。

↓でもまぁ、ここで3,980円で買おうだなんて思ってる僕は、ものの見事に囲い込まれようとしてるわけですが……。

*1:メールは平気で不着延着。おまけに500バイトしか遅れないとなったら、仕事のメールなんてとても送れない！