岩手スノボ日記 2

casa_kyojin2003-12-31


岩手二日目。午後になって雪が多少降ってきたものの、目立った積雪の追加は無し。
ゴソゴソ起きだした頃にはもうブランチの時間。
とにかく食事がおいしい。空気がきれいなせいなのか、動作の一つ、呼吸の一つもなんだかクリアな感じがする。
しかし……筋肉痛というかヒジやヒザの打撲で体が重い。幸い(?)一番痛いのは風呂場で転んだ時の首とヒジだったけれど。

メンバーがさらに一人増えた10人で、今日は「八幡平」へ。
ゲレンデは土があちらこちらに露出していて、初心者にもソールにも厳しい状態。
スキー場そのものはのんびりししたヨイところなのだけれど、この雪の状態では泥だらけになった上にキズだらけになりそう。

疲労や筋肉痛のせいか、昨日のようにエッジを入れることができない。
雪の少ない斜面はアイスバーンの露出も多く、初心者をヘコませるのに充分だった。ブーツのバックルやひもが少しゆるんだだけで、まるでコントロールできなくなってしまう。
「雪質のせい」となぐさめられるものの、技術が圧倒的に足りないことを思い知らされる。

ただ、混雑していた安比と違い、コースによっては時折貸し切り状態になるくらいにガラガラだったので、結構思いきって練習することもできた。高速ターンでエッジをグイっと入れられるようになってきたのはうれしい。
最後の一本あたりになって、ようやく「何かつかめたかな」なんて、中途半端な天狗になる。
上がる前に、ボードとウェアについた“泥”を、白い雪でこすり落とす。


今日の温泉は「ユートランド姫神
沸し湯? といった感じでお湯はイマイチ。でも、露天風呂は寒気持よかった(?)


紅白が始まる頃帰宅。
モツ鍋とおでん、シカ肉のローストなどなどで年越し。
曙はまだか〜……とじれながら紅白、といったところにチャンネルが落ち着く。

紅白。今年のヒット曲がほとんどなかったので、余計に「なんだかわからない歌番組」オーラが増していたような気がする。
審査員が誰も彼も挙動不振だったのと(特に三谷幸喜)、後藤真希の衣装と曲の強烈なミスマッチが印象に残った。
ゴマキの芸風というのはたしかにああいう衣装。でも、バラードでもあんなことしちゃうんなら、どんな曲でも最後には脱いじゃうお約束のニューハーフショーみたいだ(まぁ男顔だけど)

SMAPも大トリではカッチリとした衣装でキッチリ歌うだけで、見せ場が無いのが残念。中居くんの「摸倣犯」メイクが気になってしかたがない。


曙は……リングサイドの奥さんの表情が一番ドラマだった。

テレビ桟敷きで一番話題になったのは、「バタービーン」の隠しようもない「いいひと」オーラについて。
でも、酔った観客は口々に「バターピーナッツ」「ジェリービーン」「バターココナツ」とか好きな名前で呼んでいた。


アイスバーンに手こずって体中ギシギシいっているところにガンガン飲んだので、零時を回って「あけましておめでとう!」と騒いだあたりまでしか記憶がない。
こたつでうたた寝してしまい、ゆるりと2004年が始まっていった。

ユートランド姫神では、地元物産コーナーの野菜が安くてびっくり。
白菜やカボチャまで買って帰りたくなったけど、ニンニク(写真)だけでガマン。ネットで180円、東京なら1コの値段。さすがにここは地元でも特別安いとのこと。
生産者、としてクレジットされてるおばあちゃん(だと思う)の名前からしてなんだかうれしい。


■姫神名作大全集2/遠野

姫神、とか遠野、という地名で思い出したのは「遠野物語」とミュージシャンの「姫神
それからこの辺は、啄木の渋民村にもほど近いらしい。