寿司ネタの値段

casa_kyojin2004-01-12


どんな食べ物でも、高いお金を払えばまあ満足できる。
というか、贅沢をしようと思った時の方がハズレはたいてい少ない。
むずかしいのは、「ちょうどいい」感じの満足が欲しい時かもしれない。

「寿司は値段じゃないからね、自分のうまいと思うのを食べればいいんですよ。私なんてトロより赤身の方が好きだし、イカでもゲソとかね」

そんな板前さんのいる寿司屋はいろんな意味で安心できる。

「今日のイカヤリイカだからおいしいよ」とか、「玉子も今日焼いたばかりだし」なんておすすめトークがあるのもうれしい。

おすすめのヤリイカはきれいに飾り包丁が入っていて、海苔で巻くなんて不粋なことはしてない(まあこのへんは好みだけれど)

「今日のうちに空けないといけないからね、飲んでよ。波の華(塩)出しましょうか?」とふるまわれた樽酒。


今年の松の内のしめくくりはそんな感じでした。



寿司屋に飛び込みで入るのは結構コワイんだけど、今回は大当たり。
「明日仕入れがあるんで私だけ早めに失礼します」なんてかんじで、折り目正しい板さんでした。

荻窪駅北口の青梅街道を西に。四面道交差点そばの「すし寛」でのお話です。

写真は、イカのえんぺらをはずしているところ。
ここをイカソーメンで食べるとおいしいです。北海道では正油とショウガだけで食べたりします。