荻窪のディープマレーシア

casa_kyojin2004-01-25


荻窪の「馬来風光美食」で夕食。

荻窪ラーメンの“聖地”春木屋からそう遠くない青梅街道沿いに、なぜか、ディープなマレーシア料理の店がある。

日本の男性と結婚して来日したマレーシア人の伍さん(「ン」さんと読む)が、女手一人で切り盛りしている小さなお店。
狭い店内はいつも満員になってしまって、ビールが欲しい常連客は、カウンターキッチンの外にある冷蔵庫から、勝手に(?)出しているような、アットホームな店だ。

ここは美味しい。とにかく美味しい。

去年、山本益博が「週刊モーニング」でとりあげたときから、ずっと気になっていたのだけれど、駅からちょっと離れた所にあったり、ビルの狭い階段を降りた地下にあったりで、実際に脚を運んでみるまでは少し時間がかかった。

ンさん(呉さん)の料理は、あまりにも本物。
彼女の作るニョニャ料理は、マレー料理の中でも中華の影響が強いもの。
中華テイストとはいえ、化学調味料たっぷりの“街の中華屋さん”」に慣れすぎた人だったら「まずい」と言い出しかねないくらい、正真正銘、本格の美味しさだ。

おすすめは「肉骨茶(バックッテー)」
豚肉の薬膳スープで、人参などの漢方が入っており、風邪ひきの時に食べたりもするという。
この店では、画像のように、熱々……というか、グツグツ煮えたぎる土鍋で出てきます。

マレーシアの家庭でバックッテーを作る時は、こうしたプレミックスを使うのが一般的ということだが、漢方のミックスを薬局で購入したりもするようだ。

馬来風光美食

食べログ 馬来風光美食