レッカー無料体験中

casa_kyojin2004-02-27


また性懲りもなく新潟に行くことにした。

面子が前回と同じだったので、勝手のわかっている石打丸山に行こうかという話もあったけれど、その近所の岩原スキー場に行くことに落ち着く。
例によって関越をひとっぱしりして、湯沢インターを目指すのは同じだ。

ところが……我がレガシィは年明けあたりからから不安材料を抱えてしまっていた。

どうもバッテリーが寿命っぽい。
年明けの寒い時期からこっち、どうにも始動性が悪いとおもったら、バッテリー付属の簡易比重計が「要充電」の位置になっている。
充電をたのもうと、ネットでみつけたなんとも面白そうな電装屋さんに問い合わせてみると、

「充電器のパワーは車に搭載されているものの方が強い。
毎日使っている車で充電されないということはバッテリーの“寿命”だと思った方がいいですよ」

と、寿命宣告されてしまった。

新しいのを買わなきゃなあ……とか思いつつ、ついついそのままにしていたのが運の尽き。
いよいよかからなくなってきた。いや、かかるほうが珍しくなってきてしまった。

今まで何度も助けてもらっているホームドクターのような修理工場に電話をしたところ、セルモーターがアヤシイ、という。
リビルド品の部品代が二万円。うーん……。

ここで素直に交換しておけばよかった。
半可通ぶってどうせバッテリーなんだし、とたかをくくっていたのが運の尽きだ。


──そして、事件は新潟出発の前日に起こる。

バッテリーさえ新品にすればどうにかなるだろうと、自動車用品店に出かけようと思ったら、いよいよエンジンがかからない。
これだけ気温が上がっているのにかからないとなると、とうとうバッテリーが死んでしまったか。

さっさとあきらめてJAFを呼ぶ……ところが、バッテリージャンプをしてもらっても、「セルモーター」が全く動かない!
ご臨終……でした。やっぱり、プロのアドバイスは素直に聞いておくべきだった、と後悔先に立たず。

そして、バッテリーも合わせてご臨終……。

「あーふくらんじゃってますね。中がもう劣化しちゃってるんですよ。外国のは安定性の悪いのが多いんです」
GM御用達のACデルコも、国産バッテリーにくらべると品質が悪いとJAFの人はバッサリ。

全く動けないのでレッカーを呼ぶ。
JAFはレッカー無料の距離が短いので、自動車保険ロードサービスを呼んだ(入っててよかった……)

積載車の中から工場に電話。

「こないだ見積もった二万円のモーターは明日なら入るんですけど、近所の電装屋にあったのは二万八千円です」

背に腹は変えられない。というか、あっただけマシ。
いくらスバルのエンジンはみんな同じ(レガシィインプレッサフォレスターも基本的に同じエンジン)だからといって、こんなものが右から左に出てくるのは、やっぱり中島飛行機のお膝元だからこそなんだろう(って、隣町だけど)

コーヒーを飲んでいる間に修理は完了。
エンジンルームの中にひとつだけ、ピカピカの部品が組み込まれた(上画像)
イグニッションキーをひねると、今まで聞いたことのなかったようなシュイーンと鋭い音が聞こえてからエンジンがかかる。

教訓。走行距離が10万キロを超えたら、セルモーターを交換!

……なんて思ったところで、次にそんなタイミングが来ることはそうそうないかもしれないけど。

前の車からずっと面倒を見てもらっているホームドクター武蔵野市の「平山モータース

今回も電話の問診だけでピタリと患部を的中させちゃったように、スゴ腕の工場長がいます。
ここで面倒を見てもらうようになってから、ディーラーには全く行く気がしなくなっちゃいました。


■リビルトスターターモーター スバル・レガシィ 純正部番:23300AA311

【後日追記:2012/01】
リビルド品とは、中古部品のユニットの消耗品を交換し、十分機能するように組み直した交換用の部品のこと。
今回のスターターモーターや、オルタネーターといったあたりは、こうした部品を使われることも多い。
それにしても……楽天でも手に入るようになったとはなあ。