負け犬はワタシ

casa_kyojin2006-02-21


あっという間に消費されてしまった流行語に「負け犬」なんていうのがある。
30過ぎ、未婚、子なしの女性……が負け犬なんだそうだけれど、結局言葉そのものとしては定着しなかったのかな。

それにしても、みなさんの周りに「負け犬」の人っていますか? ……僕の周りには、まるで心当たりがないのです。
ケータイのメモリーにはゼロ。名刺ファイルに入っている人のプライベートなんてわかりっこないのだけれど、少なくとも知る限りはゼロです。右を向いても左を向いても、結婚している人か、独身20代彼氏アリの人しかいない。
世の中って、メディアが扇情的に騒ぎ立てるよりもよっぽど健全なのかもしれない。


ここで負け犬がどうとか社会学的なことを話題にしたいわけでもなんでもなくて、僕が困っているのは身の周りにフリーの女性なんていうのはおよそ見当たらない、なんてこと矮小なことです。
食事に誘ったりとか、試写会のチケットが手に入ったときに声をかけられる女性が一人もいないっていうのは、人間として片輪……なんだろうなあ。

まあそんなこと言う前に、プライベートで口を開くことが何週間も無くて当たり前って生活をどうにかしなきゃいけない。ケータイの着歴で一番新しいのは、先週の火曜日なんていうのは不健康すぎる。

まずは外に出るベシ!

でも、例えば一人でスノーボードに出かけても、「一日券大人一枚」くらいしか口は開かない。あとはせいぜい「ミートソースと生ビール」ぐらい。ETCのおかげで料金所のオジサンたちとも顔会わせなくなったけど、そもそも、そんなのは会話ですらないわけで。
ダーツしに行っても一人で黙々と投げて帰ってくるだけとか、一人でシネコン行って一人で回転寿し食べてくるだけ……そんなのばっかり。

たしかにそれがありのままの生活なんだけど、40前のオッサンがこんなこと書きちらかしてるだけで充分気持ち悪い。

じゃあなんでこんなこと書いてるかというと、「結婚相談所」なんてところに外国籍の結婚相手を人買いみたいに連れてきてもらうなんてことは、人ごとじゃないな、と思ったから。
滋賀の事件のことで一番ひっかかっているのはそのへん。あんまりショックだったので、胸に納めておくことができなくなってしまった。

そうならないためにはどうしたらいいのか、それを考えなきゃな、と。
まるでわからないのだけれど。