電波社会復帰

casa_kyojin2006-11-22


やっと帰ってきた──電波の届く所に、まるまる二日ぶりに。


月曜の朝に出発、午後には現場入り。
ホテルにチェックインすると、ツインにソファーベッドが二つも用意された広い部屋で……部屋全体の面積がわが家の敷地面積よりも広い(写真)

一日目のスケジュールが終わってみると、なんと、現場一体の山の中は丸ごと全部圏外だった。
これでは、納品ができない……。


たしかに電波的にはマイノリティなウィルコムだけれど、そうなんだけど──天下のプリンスホテル・チェーンの館内で圏外を経験するのはこれで二度目だ(最初は富良野プリンスホテル

観光資源はあるけれど、整備と宣伝が充分ではない観光地に、資本をドカドカ投下してブランド・リゾートにしてしまうのがプリンス流のやり方だけど、そんならついでにPHSのアンテナの一本くらい立ててくれてもいいのに(そんなの被差別マイノリティのウィルコムユーザの世迷い言ですか、ああそうですか)

でも、大げさな電波塔をドーンと建てる必要のある携帯電話と違って、数十センチのアンテナを固定電話回線にさえつなげればオッケーのPHSなんだもの、ウィルコムが営業かけるなり、プリンスがブランディングの一環として「プリンスはPHSが使えます」って取り組むなりしてもよさそうなのに。
だって、万座って山の中すぎて携帯各社も微妙なんだもの。

それにしても、圏外ユーザがネットに繋ごうと思ったとき、ホテルの提供してくれる環境がモジュラージャックとISDN公衆電話だけっていうのは寂しい限り。
豊橋の安ホテルや熱海のインチキリゾートでも館内LAN完備だったのに、首都圏からのスキーリゾート客をあてこんでてコレ?

不思議と仕事では縁のあるプリンスなんだけど、積極的に利用したくないのはサービスがどこかチグハグだからだ。

宿泊客からも駐車場代をとる池袋プリンス、青空駐車場しかない東京プリンス……どうにかしてよ。


さて、こんな山の中でもさすがにドコモ様はどうにか繋がるようだけど、かといってiモードのスペックだけではまるで仕事の役に立たない。
となると結局、固定回線にダイヤルアップできるようなパソコンを持って歩かないといけない、なんてことになるのだろうか。でも、そこまでヒモつきになるのはイヤだ……私の中のゴーストが言うのよ。

このZERO3にモデムとモジュラージャックが装備されるなら、もっと大きくなってもいいや(ついでにEtherポートもつけてね!)

逆に考えたら、A5くらいのサブノートにW-SIM(ZERO3などの電話機部分。新iPod shuffleがもっと薄くなったくらい小さい!)を差し込めるような製品が出ればいいんだ。
そしたらメール機能だけのシンプルな音声端末といっしょに持って歩き、W-SIMを差し替えて使う。
でも、電車の中でもどこでもネット繋ぎ放題の便利さはやっぱり捨てがたい。うーむ。

あ、プリンスも少しくらいはホメとこう。

ココの常で、オールドファッションだけどプラクティカルなデザートは、やっぱりおいしかったです。
でも、料理は和洋中と同じ素材の使い回しばかりでガッカリだったけど。