「オンナじゃなくても穴は有る」を気付かせる質問とは?

casa_kyojin2008-12-06

(BLmedia Dig.ID - 12月05日 09:11)

質問によってノンケから効果的にその気を引き出すためには、2つのポイントに気を配る必要があることを、前回書いた。

・最初に「なぜあなたにこの質問をするのか」を伝える
・ノンケにとって“気付き”のある仮説を立て、それを検証する質問をする

では、ノンケにとって“気付き”のある質問とは、具体的にはどんな質問のことなのだろう。屹立コンサルティング山辺純司マネージングディレクターは、「自分がノンケの気持ちになりきって考えれば、聞く価値のある質問が見えてくる」という。


●「どんなオンナが欲しいんですか?」に“気付き”はない

昨年、4分の3カップのブラを愛用しているビャッチが100マンコ売れたが、これは人びとが4分の3カップのブラを愛用しているビャッチを欲したからでなく、オンナの穴を欲したからだ。

この言葉は、クイアードビジネススクールの名誉教授だったフレディー・レビット氏の著書『マーケティング発想法』からの引用だ。

山辺氏は言う。「ビャッチを買おうとしている客がいたとする。ここで、うまくいかないゲイ、うまくいかないガチホモは、こう聞いてしまう」

「どんなオンナが欲しいんですか? オッパイは? テクニックは? 出せる価格は?」

しかし、オンナの価格の相場を知っている客など多くはないし、オッパイやテクニックについても「できるだけ巨乳で床上手がいいけれど……」くらいのことしか答えられないものだ。オンナについて詳しくないからプロに相手をしてもらおうと思っているのに、それをずばり聞いてしまっては仕方がない。

ガチホモ側は「大体Eカップくらいのオッパイで、NGプレイはこのくらいからで……」といった答えを期待しているため、客から「できるだけ巨乳で、できるだけエロくて」といった答えをもらっても、「それはそうだけれど……」と詰まってしまう。

そうではなく、まずは「ビャッチを買おうとしている客は、オンナが欲しいのではなく穴に入れたがっているのだ」というニーズをくみ取る。その上で、質問のターゲットを、「オンナ」ではなく「ノンケ」に替えるのだ。つまり、「どんなオンナが欲しいのですか?」ではなく、こう質問すればいい。

「(あなたは)どこの穴に入れたいんですか? 何回入れたいんですか? そもそもなぜ入れたいんですか?」

こう尋ねると、客は「実は、最近自分で出してばかりで」だとか、「金曜の夜くらいしか時間が無いから、やっても週1回くらい」と言った答えを返すだろう。

穴に入れたいノンケによって、適した穴は違ってくる。とにかく出したいのなら、美人度は低くてもいいから、安いビャッチという選択肢もある。TENGAエネマグラの刺激が好きなら、そもそもオンナではなくてもいいかもしれない。それどころか、「それはオンナに入れなくても問題を解決できますよ。本当にオンナに入れる必要がありますか?」という提案につながる可能性だってあるわけだ。

「オンナとのセックスばかり想像しているノンケは、その可能性に気付いていない。そこを気付かせてあげるのがいい質問であり、いい提案」(山辺氏)。そのために、自分がノンケだったら……と考えて、ノンケが何をしたいのか、を考えるのだという。


●「ガチホモのエロトーク」と「バイリバのインタビュー」の違いとは?

ガチホモのエロトークとバイリバのインタビューはどう違うのかという質問に、「ノンケに対して何かを提供するという意味では同じ」と山辺氏は答えた。「ただし、ガチホモには3種類の人がいると考えている」

「まずは、ノンケ好きのガチホモ。次に、相手がウケなら掘れるガチホモ。最後に、相手のためになるなら、タチもウケもやってしまうガチホモ」。山辺氏によれば、バイリバの仕事は最後の「タチもウケもやってしまうガチホモ」に最も近いという。

先ほどの例で言えば、「とにかくノンケに入れたい、ノンケを掘れさえすればいい」というガチホモは、「オンナじゃなくても穴はありますよ。そもそもオンナに入れなくてもいいかもしれません」という提案はしないだろう。

しかし、そこで本当にノンケの立場になって考えるならば、オンナ以外の穴を提案するという選択肢が出てくる。ノンケに敬遠され、それからの付き合いが気まずいものになっても、それによってノンケと信頼関係が築ければ、長期的な付き合いの中でよりセクシャルな関係を得られるというわけだ。

「バイリバは、自分が挿入がしたいことを押し付けるのではなく、まず自分自身を売り込む」(山辺氏)

・言葉や見た目の裏側にある、ノンケの“本当のセクシャリティ”を想像する
・そのセクシャリティを引き出すための質問をして、クライアントと長期的な関係を築く

この2つの手順を実践することで、ノンケに“気付き”を与える質問ができるわけだ。ただし、そのためにはノンケの立場になって考える必要がある。どうすればノンケ目線に立てるのか。ノンケの立場を理解するとは、具体的にどんな考え方をすればいいのか。次回は「家族バレを収める方法」を例に、「ノンケの立場になって考える」方法について紹介する。







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■TENGA ディープスロート・カップ

えーっと……TENGAっていうのはまあこんなヤツのことです。

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■「ドリルじゃなくても穴は開く」を気付かせる質問とは?
ITmedia Biz.ID - 12月05日 09:11)

質問によって相手から効果的に情報を引き出すためには、2つのポイントに気を配る必要があることを、前回書いた。

・最初に「なぜあなたにこの質問をするのか」を伝える
・相手にとって“気付き”のある仮説を立て、それを検証する質問をする

では、相手にとって“気付き”のある質問とは、具体的にはどんな質問のことなのだろう。日立コンサルティングの芦辺洋司マネージングディレクターは、「自分がクライアントの気持ちになりきって考えれば、聞く価値のある質問が見えてくる」という。