ディーヴァという言葉は少し恥ずかしいけれど
竹クラーベ(TAKE A CLAVE)というラテンコンピレーションアルバムの発売記念ライブに出かける(SHIBUYA-AX)
最初に登場したのはUA。
バックはスチールドラム(&キーボード)とシタールだけの2ピースとシンプル。
「ラテンのイベントなんだけど、私はラテン(スチールドラム)&インド(シタール)です」なんて例ののんびりした調子のMCで入り、一曲目は奄美の島唄からと、なんとも不思議な感じでスタート。
ところが、彼女の歌声は圧倒的だった。
聴いていると、何かが震わされるような「力」の存在を感じる。
元々女性ボーカルというジャンル自体も好きなのだけれど、車に積みっぱなしになるCDがまた増えそうだ。
ライブで初めて出会ったミュージシャンを好きになれるなんて、なんとなく幸せな体験だよね。
曲の合間のMCの時に、女性から「ドレスかわいい!」と声が飛ぶ。
UAは「これは着物の中身を改造したやつ(中身=多分……長襦袢のこと)」なんて応じている。
じつは生UA自体はこれが二回目。
でも、ライブではなく彼女の主演映画の「水の女」の試写会&トークショーでのことだった。
司会の秀島史香が「衝撃のラストシーンなんですが……」なんてUAに質問を振ったときに、そのラストシーンのあまりの衝撃&笑撃具合を思い出し、最前列で思いっきり「プ」と吹き出してしまったら、UAその人に
「『プ』てあんた」
とツッコまれたのだ。
このイベントでは、他に出演したミュージシャンをお目当てにしていた人が多いようで、UAが終わったあたりからフロアの人口密度が増した。
UAの他のバンドはベタにラテンムードで、これはこれで楽しかった。
一緒に行ったSさんが、クリスマスプレゼントにこのアルバム「TAKE A CLAVE」を買ってくれた。
今年のクリスマスは多分これで終了。
それでは、メリー・クリスマス!