「コシノものがたり」明治座
デザイナーのコシノ一家の母、小篠綾子の著作「やんちゃくれ」を原作にした舞台「コシノものがたり(明治座)」を鑑賞。
池畑慎之介(長女・ヒロコ役)や萬田久子(次女・ジュンコ役)はまぁ見所だったけれど、特に事件が起こらないストーリーは平板(ちなみに、三女・ミチコ役は牧瀬里穂)
結婚、出産、離婚──といったあたりのライフイベントが淡々と繰り返され、特に大きな事件は無い。
出演者の誰かのファンだったり、コシノ姉妹のデザインが好きな人だったら楽しめるかも。
三姉妹はとにかく美しく(上画像)……ご本人たちとはあまりにもイメージが(以下検閲)
明治座よりも、銀座博品館向けの演目だと思うけれど、時代劇&歌謡ショーの定番演目のときと、さほど客層が変わってないのは意外な印象。
しかし、オネエな感じのおしゃれな男性が多かったり、っていうのはあった。
【後日追記】
2011年のNHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」の原作として、この物語が取り上げられたことで、改題(&改編?)して文庫化されたようなのだけれど、ドラマが終盤に入る頃には流通在庫のみにでもなっているのかな、やや入手困難な様子だった。ちなみに、キャストをNHK「カーネーション」的に対比すると、尾野真千子、夏木マリが赤木春恵。
新山千春は池畑慎之介、川崎亜沙美は萬田久子、そして安田美沙子が牧瀬里穂になる。
■小篠綾子「コシノ洋装店ものがたり」
さて──
観劇が不完全燃焼だったので、ゴールデン街の「かぼちゃ」で飲む。
ここはマスターの料理がおいしいです。
めんどくさい常連客も“あんまり”いないし、ゴールデン街初心者にもおすすめ。
そういえば、バイトちゃんのリーバイスがカッコよかった。
レディースのW524という品番で、どうも日本には入ってないらしい。
シルエットがクラシック寄りで、ウォッシュの感じもあまりリーバイスっぽくない(青白くない)
ハワイで2,000円くらいだったというからお買い得(アメリカの通販サイトを見てみたら、30ドルしないくらいだった)
ストレッチ素材のようだけど、布地の感じも件の“お尻がパックリ”のリーバイスとはずいぶん違う。
「Leeが好き」というバイトちゃんが選ぶのもなるほどね、という感じの風合いとディテールだった。
それにしても……カウンター越しにヒップポケットの布地を触らせてもらってる絵柄は、エッチというよりか、じつに間抜けだったなあ。