バンザイと盆栽
さて、昨日はアメリカのテレビドラマ「HEROES」のジャパンプレミアに行ってきました。
主要キャストの舞台挨拶の後、シーズン1の1話と2話を一挙上映、というイベントです。
やっとシーズン1の放送が始まろうとしている日本で話題になっているのは、なんといってもメインキャラクターの一人「ナカムラ」を演じている日本人俳優マシ・オカこと岡政偉の存在。
彼のキメ台詞「ヤッター!」が、アメリカではちょっとした流行語になっている、とのこと。
それについての秘話をオカが披露してくれたのだけれど、当初台本に書かれていたのは「Bonsai!」─アメリカでは「万歳」と「盆栽」が混同されていることがよくある。
にしても、オカはどうしてもピンとこなかったので、監督に相談。
彼曰く「万歳は戦争を連想させるし、もっと新しい感じの言葉にしたかった」
そこで生まれたのが「ヤッター!」
イベントのゲストで「HEROES」のファンだという千代大海は、オカにおねだりして一緒に「ヤッター!」をやってもらってました(写真)
相撲界を巡るゴタゴタについてのダークなトークもピシピシと出て面白かったなあ。
あ、大関。その節は、ご実家でお兄さんたちに晩ご飯をご馳走になり、ありがとうございました……。
座席は一番下手のブロックの二列目だったのだけれど、最前列と二列目の途中までは「岡家ご一同様お席」だったのが、なんとも微笑ましかったです。
なんとなーく似てる人がたくさんいるのですよ。
勝手におじいちゃんとおばあちゃんかな? とか、従弟クンかな? とか想像したりしてました。
フォトセッションの時に下手に目線を振るタイミングで、ひかえめに手を振るおじいちゃん(?)がかわいらしかったなあ。
ドラマそのものも面白かったですよ。
「創世記」から「黙示録」に至る壮大なスケールの物語を、軽いノリで楽しめるところが人気の秘密なのかな。
来月の放送開始が楽しみ!(でもこれ……「幻魔大戦」でしょ?)
※アメリカでは日本でいうところの「DVD-BOX」が「今日」発売! しかもアマゾンなら36.99ドル!! 移住したくなってきた……。
いやもうそれにしても、マシ・オカの日本語は完全に英語訛り。時々おぼつかなくなったりして、イベント司会のセイン・カミュの日本語の方がよっぽど自然だったのには驚いた。
民族とか言語なんてものは、結局そういうものなんだよね。
あたりまえのことなんだけど、どうしてもそのへんを見失っちゃいがちになる(島国根性で)
そして、「ナカムラ」の友人役の日本語がもうとんでもなくひどいのですよ。
日本語なのはわかるし、意味もほとんど理解できるんだけど……ときどき字幕が必要でした。
僕の英語も所詮はこんなものなのかなあ、とかちょっと落ち込んだりもしたのですけれど、そういうときに限って六本木のドンキの前で朝鮮人の女の子に「地下鉄の終電は何時くらい? 茅場町までタクシーならどのくらいかかる?」なんて聞かれちゃうわけです。
まあ通じたけどさ。
でも、歌舞伎町では何人の客引きにも声をかけられないのに、どうして六本木ではどうしてどのアフリカ人も英語で話しかけてくるんだ?
あ! 英語のプリントT着てたからだ!?(絶対大ウソ)
じつは「HEROES」で一番気になるのは、もうすぐアメリカで放送が始まるシーズン2。
なんと「ナカムラ」の「恋人」で「日本のお姫様(?)」という新キャラを田村英里子が演じるのです。
マシ・オカと田村英里子は実年齢で一歳しか違わないのだけれど、年齢設定はどのくらいになってるんだろう?
そのへんが、より一層“心配”になるのが、田村英里子のハリウッドデビュー作のこの映画(日本未公開)
なにしろオリジナルのジャケットには登場していないくらいの本当のチョイ役。それでもそれでもビーチで浴衣からビキニに着替えちゃうようなジャパネスクなシーンを担当してます(熱湯コマーシャル風味?)
アメリカでは去年公開されたんだから……撮影当時は32か33?(がんばってるなあ)
■「HEROES」ジャパンプレミア! マシ・オカらキャストが来日
06年秋より米NBCで放送されメガヒットを記録した話題のドラマ「HEROES/ヒーローズ」が、いよいよ今秋、日本でも放送スタート。
これを記念して8月27日、東京・六本木のグランドハイアット東京にて来日記者会見が開かれ、マシ・オカ、グレッグ・グランバーグ、アリ・ラーター、センディル・ラママーシーら4名のキャストが登壇した。(eiga.com:08月28日 11:30)