「インディ・ジョーンズ4/クリスタル・スカルの王国」★★★★☆

casa_kyojin2008-07-03


というわけで、「インディ・ジョーンズ4/クリスタル・スカルの王国」を観てきました。


予告編で、インディが倉庫で立ち回りをするシーンが気になって、インディ好きのマイミクさんに聞いてみたわけです。

「あの倉庫って、もしかして『アーク』を収めたのと同じところ?」
「言っていいんですか?」
「言わないで」

今さらだけど、ありがとう!


でも、あまりにも情報を遮断しすぎていたせいで、ロシア軍の大佐役がケイト・ブランシェットだったなんて! エンドロールまで気づかなかったです……バカ?


えーっと、これ以下は一応ネタバレにも配慮はしてますが、そういう“情報遮断”をしている人は読まない方がいいです。



まず一言でいって、とても面白かったです。掛け値無しに痛快に面白かったです。
腕時計をまるで気にせずに観ることができた映画はひさしぶりです。今年は……初めてかな。

だからといって今年のベストじゃない、っていうのが微妙なところ(ちなみに今のところのベストは「スウィーニー・トッド」)
そのへんもあります、本格的な評文がちょっと書きにくい、っていうのが。


まず、序盤の展開がこれまでの作品にも増してポリティカル・フィクション風味の味付けで、そのテの話が好きな僕はぐいぐい引きつけられました。

また、これまでのシリーズを踏まえたエピソードや展開をちりばめてるといったファンサービスも上手い。


そして、怒濤の展開でまあいろいろあって……で、あのオチ。

あれ、どうなんでしょう?

たしかにこれまでも、アークからあんなのが出てくるとか、不老不死とか、まあトンデモといえばトンデモな落ちだったんですが……今回はスケールが違いすぎます。

それを素直にパワーアップと思える人は心底楽しめたと思います。
でも、僕は思いっきり置いてかれました。


いや、それでもなんでも面白いですよ。
あとは、映画館が昨今の情勢に配慮しすぎで冷房が激弱だったので、もし水を買わなかったら、具合が悪くなりそうなくらいだったのが泣けました(本当)

あと、このテの映画を見に行くたびに、一人で笑ったり手を叩いて喜んだりするのが恥ずかしくなっちゃうのは相変わらずでした。
たまたまアメリカ人のミリタリーだらけの映画館で観た「バットマン」や「エピソード1」は楽しかったなあ。


LEGO:クリスタル・スカルの魔宮


……このレゴも微妙にネタバレだよなあ。
あと、商品名は間違ってないですよ。なぜか「王国」じゃなくて“魔宮”なんです。



※以下は正真正銘のネタバレです。



こういう映画では、ストーリーの展開に多少は強引なところが必要だろう、っていうのはあるんだけど、「クリスタル・スカル」の「磁力」についての描写はなんとも適当でどうしたもんだか。

あれだけ強力な磁力を帯びているのに、クルマの鉄には反応しないの? 人体に影響は無いの?(肩こりに効くとか)──なんてことを言っちゃいけないんでしょうね。


ペルーに到着してからの展開がどうにもモッサリしていて、もっとどうにかならないのかなあと、あまりの暑さに眠くなりながら観てたんですが、あのへんは、ハロルドの役柄は、当初ヘンリーI(ショーン・コネリー)を予定していたものだったということなので、そのへんの整合面で苦心したことの副産物なのかな、とも思いました。



あと、女性に聞いてみたいんですが──ああいう口説き方ってアリですか?