2005-01-01から1年間の記事一覧

喰いもんや 武蔵(代々木上原)★★★★☆

ツボをおさえた日本酒がいろいろと揃っていて、酒飲みにはたまらない店。料理は海鮮を中心に、季節ごとに気の利いたものが調えられていて、出かける度に何が食べられるかと楽しみになります。大将の接客も、地味ではあるけれど的を得ていて、居心地の良い感…

龍の髭(渋谷)★★★☆☆

古株の有名所ではありますが、どうということはない普通のお店です。渋谷という場所柄、値段はちょっと高めです。 そして、週末ともなると、とんでもない混雑です。空いてて、近所にあったら、ときどきは行くかもしれません。でも、これだけ台湾料理を出す店…

シディーク 新宿歌舞伎町店 ★★★☆☆

……って、パキスタンですが。ギーを使ってない(バター? マーガリン?)といったコストダウンはされているけれど、それなりに充分美味しいです。この値段でこの味なら応分に満足。 そのへんのファストフードに入るくらいなら、ココを選ぶ価値はアリ。ただ、…

石庫門 荻窪ルミネ店 ★★★★☆

赤坂や銀座にある「過門香」のビスブランド。 アイテム数や客単価が抑えられている。こちらでもウリになっている小籠包の味や素材は、過門香とほぼ変わらない。もちろん本格的なメニューは本家の過門香に行かないと食べられないが、ご近所でこうしたご飯が食…

ガネーシャ・ガル(西荻窪)★★★☆☆

マスヒロさんが、ここのナンを「東京一」と言っていたのには納得。ただし、カレーの味は良くも悪くも日本的に直されてしまっているのが残念。マトンカレーをたのんだときに、辛くしてもらおうとしたら「マトンカレーは元々辛いですよ」と言われたので素直に…

Bistro KATSU ★★★☆☆(荻窪・閉店)

ビールを飲みながら食事をする向きにはたまらない店。なにしろ、ハートランドビールがあります。例えばオリーブオイルを使ったマリネ、ハーブをキチっと使ったソテーといったバタくさい料理が、肩肘張らずにサラっと出てくるという、ちょっと貴重な店。 料理…

レストラン 七條 ★★★★☆

マスヒロさん大絶賛のエビフライで知られている店。エビフライ、たしかにコストパフォーマンスが高くておいしいです。 それから、夏には日替わりメニューででビシソワーズがあったりするのは、うれしいところ。 コックさんがフレンチ畑出身ということがうか…

庖坊主 新宿東口店 ★★★☆☆

東方見聞録や金の雫を運営している三光マーケティングフーズの別チャンネル。料理は牛タンをメインに、メニューの種類にしても味にしても、なかなかがんばってるな、という気もする。とはいえ、チェーンの居酒屋で、それも新宿の駅前すぐという立地なので、…

咲くら 新宿東口店 ★★★☆☆

ちょっと気の利いた料理がある。 お酒の種類もまあそろっている。 席は個室だったり、パーテーションで贅沢に区切られていて、当日予約であったとしても、そこそこの席を用意してくれている。──というわけで、無難な線でまとめておく必要がある会食や、ちょ…

「潜水艦イ-57降伏せず」★★★★☆

潜水艦をドラマの舞台として割り切って表現しているのは思い切りが良く、むしろ好感を持った(例えば艦内はずいぶんと広い) また、フランキー堺の存在感はさすが。 以下は、兵士の「死生観」から見た大東亜戦争について、本作から考えたこと。 「兵士の本分…

ル・ジャルダン・ゴロワ 荻窪店 ★★★★☆

僕にとっては、ダーツバーの手前のシケインに、鬼門のように待ち構えるお店。 暖かい季節には、店頭のベンチでパクパクやってしまったことが何度も。甘いだけ、いい匂いだけのスイーツが横行している中、しっかりと乳脂肪の味がするスイーツがテイクアウトで…

在日日本人

例によって匿名コメントで中傷される。 以下、愚直にそのコメントに返答しよう。 (プロフィールにある“Strangenessを愛する「在日日本人」”とは)どういう意味なんでしょうか? 訳が分かりません。たぶん在日の人を馬鹿にして面白半分で使ってるんでしょう…

StrangerとStrangeness

僕自身が在日日本人という表現を発見、共感し、かつ自認したのは、鈴木正文(写真。現「ENGINE」編集長)の言葉を聞いてからだ。「NAVI(二玄社)」の編集長だった頃、彼が対談で語っていた「在日日本人」とは、日本という国家や社会について、Strangerであ…

多古久(湯島)★★★★☆

友達とお店で待ち合わせをしました。そのときのメンバーは僕以外誰もこの店に行ったことがありません。結果……みんなかなりビクビクしてしまったんですね「高いんじゃない?」と。 たしかに店構え、白木のカウンター、値段を書いたメニューのない店内……と、一…

ぼたん(神田淡路町)★★★☆☆

「恨ミシュラン」で取り上げられたことで、良くも悪くもメジャーになった感がある老舗。 でも、大丈夫。サイバラさんのようには、そうそう邪険にはされるものでもありません。怖いのは、妙にてきぱきした下足番のおじさんでもなく、勢いのあるお姉さんたちで…

「コシノものがたり」明治座

デザイナーのコシノ一家の母、小篠綾子の著作「やんちゃくれ」を原作にした舞台「コシノものがたり(明治座)」を鑑賞。 池畑慎之介(長女・ヒロコ役)や萬田久子(次女・ジュンコ役)はまぁ見所だったけれど、特に事件が起こらないストーリーは平板(ちなみ…

リーバイスに“気をつけろ!”

子供の頃、ジーンズで一番好きだったはのはBOBSONだった。 多分、ロゴとマークの影響だと思う。でも、こだわっていたのは小学生の頃まで。 その後しばらく、僕にとってのジーンズというのは“なんとなく”履くもので、サイズの合うものを履いていた、という感…

映画「ブラックホーク・ダウン」それから

上掲の「ブラックホーク・ダウン」についての文章に、匿名コメントで指弾を受けた。この指弾が中傷であるかどうかの認識については、立ち位置によって位相が異なるかもしれないが、誹謗であることには疑問がなく、発展的議論への昇華が考えにくいことからも…

「ブラックホーク・ダウン」★1/5

この作品に対する評価と涙に警鐘を。プロパガンダ映画に安易に同調するのは、単なる思考停止でしかない。この「映画」に涙するということは、構造的にパレスチナ紛争のイスラエル兵戦死者にも涙を流すことになる……という自覚がありますか? アメリカ兵が間断…

美しいアメリカの私

それはまぁ、「言葉を失う」映画ではあった。 たかだか3年前に書いた文章がこれだ。そして現実は、ソマリアどころかもっともっと大きい戦争へと進んでいってしまった。 アメリカがTSUNAMIに大規模援助を展開しているのも、結局は「キャンペーン」にしか見え…